こんばんは。馬込沢うすくら歯科、院長の薄倉勝也です。

「年間〇〇〇〇本のインプラント治療を行なっています！どんな症例にも対応できます！」

こんな宣伝をしている歯科医院をよく目にします。インプラント治療は保険のきかない自由診療ですのでやり方はその歯科医院の方針で行うことになります。馬込沢うすくら歯科ではどう頑張っても年間１０００本２０００本なんて行うことはできません。そもそも本当なのかな、と疑ってしまう数字です。

馬込沢うすくら歯科のインプラント治療は「長期的に使っていただくために最善を尽くす」ことに信念を持って行っています。そのためには・・・歯周病の治療をしっかり行い、全顎的な治療をしっかりと行う、綿密な検査をする、メリットだけでなくリスクやデメリットをしっかりと説明して患者さんに理解していただく。そうしてからようやくインプラント治療に入ります。しっかりとインプラント治療を行うと準備期間があり、そんな本数はとても入れることはできません。歯周病など関係ない、隣の歯など関係ない、とりあえずインプラント入れてしまう、そういったスタイルでなければこの本数は現実的ではないと思います。歯科医院の規模にもよってきますのでこういった広告をしている歯科医院全てがそうとは思いませんが、私にはどうしてもそのイメージができません。

実際にそういった歯科医院でインプラント治療を受けた方の不具合や、全顎的な治療が出来ておらず失ってしまう歯が出てきてしまったり・・・そういった対応を当院でさせていただく場合がございます。患者さんにはなんて説明をしたらいいのか正直困ってしまうことも・・・。

馬込沢うすくら歯科は「地域に根付いた歯科医院」を目指して努力を重ねています。そのためには患者さんに誠実であるべきです。一例としてインプラント治療のお話をしましたが、それに限らず治療全てに全力で取り組むことが大切だと思います。人付き合いの職業ですので、患者さんに不快な思いをさせてしまうこともあります。ですが正直に謝罪することで皆さん笑顔で通ってくださいます。私たちのことを信頼して通ってくださる患者さんのために全力を尽くすことにやりがいを感じています。馬込沢うすくら歯科はいつまでもそういった歯科医院でありたいと願っています。

馬込沢うすくら歯科　院長　薄倉勝也