医院ブログ
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こんばんは。
麻酔して虫歯を削って詰め物したけど、そのあとから痛みがでた!ということはありませんか?処置後の痛みが出てしまう場合は色々ありますが、今日は神経を残そうと治療をした場合のお話をします。
まず、歯科治療の基本にオーバーに歯を削らない、神経はできる限り残す!という大前提があります。神経を取ってしまうと歯の寿命は短くなります。ですので我々歯科医師は神経残せるか残せないかのギリギリを攻めることがあります。これは神経とらなきゃだめだ・・・と最初からわかっているときは神経を取る治療を始めますが、残せるか残せないか・・・試してみないとわからないときがあります。そういった場合はできる限り神経が痛まないように治療をして詰め物を作ります。ですが、神経が悲鳴をあげてしまうことがままあり、患者さんからみれば「なんで治したばっかりなのにこんなに痛むの?」と不安に思い、治療に対して不信感を持たれてしまうこともあります。
私は治療をする際、処置前は今日やる治療の内容を、処置後は今後の予定や今日の治療で起こりうることを説明するようにしています。「神経ギリギリで、残せるか残せないかわからないけど、残せたらメリット大きいので今日は残しています。ただ、麻酔が切れたあと、強い痛みが出てしまったら神経とらなくちゃいけないのですぐ連絡ください。我慢しなくていいですからね。」と。不安に思われたり、治療に対する不信感は説明により解決できると思います。なにも説明なく、痛みがでてしまえば患者さんは様子をみるのか、それともすぐ連絡したほうがいいのかわかりません。実際、私の治療で処置後にお痛みが出てしまい、神経の治療になってしまった患者さんはいらっしゃいます。私からすると「神経残して治療することができなくて申し訳ない・・・」という思いでいっぱいなのですが、患者さんからは「やっぱりだめだったね。しょうがないですね。先生あやまらないで。」と優しいお言葉を皆さんかけてくださいます。
歯科治療は技術もそうですが、患者さんとの信頼関係が大切だと思います。信頼されてるかどうかわかりませんが、地域の健康に少しでも役立てるよう毎日頑張ります!
先日、副院長の誕生日でした。スタッフがケーキを買ってきてくれました。
おかげで家で祝う手間が省けました 笑
馬込沢うすくら歯科 薄倉勝也