医院ブログ
Clinic Blog
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こんにちは。馬込沢うすくら歯科、院長の薄倉勝也です。
当院の歯科医師は総合病院での治療経験があり、また私は日本口腔外科学会認定医の資格を取得しています。そういったことから口腔外科分野の診察を希望される患者さんがたくさんいらっしゃいます。親知らず、できもの、嚢胞など口腔外科分野は多岐にわたります。その中でも顎の関節の痛みのお悩みは多いように思います。
顎の関節(顎関節)は他の関節と構造が違います。例えば腕の関節であれば一つの関節で繋がっています。ですが顎の関節は二つの関節で下顎がぶら下がっているブランコのようになっています。そのため、左右のバランスが重要になりそのバランスが崩れると顎があかなくなったり痛みが出たりと色々な事が起こってきます。一度不具合が出ますと摂食に影響が出ますので、安静にすることが難しくなります。また、歯ぎしりや噛み合わせにより日常的な刺激によって起こることが多く、症状が長引くこともあります。
治療方法はスプリントと呼ばれるマウスピースを作成したり、関節のストレッチや、顎関節受動術という力をかけて動きを回復させる方法があります。これ以外にも重症な場合は顎関節洗浄や外科手術などもあります。一般的にはスプリントや関節のストレッチで改善していくことが多く、外科手術になることは少ないです。改善させる方法は顎関節の状態により異なり、診断が大切です。「顎が痛い」の主訴ですぐに「マウスピースを作りましょう」という治療方法をとってしまいがちですが、場合によっては改善いたしません。
先日、日本口腔外科学会が開催されました。このご時世なのでウェブで参加することにしました。今まで勤めておりました総合病院であったり大学病院では、ハイレベルである意味マニアックな口腔外科処置というものを求められました。ですが今の私に求められていることはそうではなく、地域の歯科医院として的確な診断と治療であり、スタンダードな治療をハイレベルで、ということだと思います。最近、顎の関節でお悩みの方が多くご受診されることが多かったため、学会の顎関節のセミナーを受けました。
知識の整理、再確認をさせていただきました。
顎関節に限らず、口腔外科分野でのお悩みがございましたらぜひ一度ご相談ください。場合によってはご紹介をさせていただきますが、信頼できる総合病院と提携しておりますので安心してご受診ください。
医療法人社団大晴会 馬込沢うすくら歯科
千葉県鎌ケ谷市東道野辺の歯医者