医院ブログ
Clinic Blog
Clinic Blog
こんにちは。馬込沢うすくら歯科、院長の薄倉勝也です。
本日は、6月に導入した口腔内スキャナーを何度か使用してみましたのでその感想と患者さんの声を紹介してみます!
当院で導入した口腔内スキャナーはプライムスキャンという、数ある口腔内スキャナーの中でも撮影スピードや精度が高機能であると評価されている機種になります。私は他の機種を使用したことがありませんので比較ができませんが・・・
撮影は読み取りカメラを口の中に入れてスキャンしていくのですが、これがそれなりの大きさがあります。当初はこんなに大きいのを口の中で動かせるのか?と疑問がありましたが慣れると患者さんも不快感少なく、あまり気にならなくなりました。これは読み取りカメラは他の機種よりも大きくなっているのですが、その分撮影スピードなどを向上させているとのことでした。従来通りの型取りは型取り材を入れて、固まるまで待つ・・・というものですが、実際に患者さんに「どっちが楽ですか?」と聞いてみると
「全然違う!こっちのほうが時間もかからなくて楽!」「これ、面白いですね!」「全部これで型が取れればいいのに!」「型取り苦手なんだけど、これならいける!」
とみなさん絶賛していただけます。また、デジタルデータで型が取れますのでプライムスキャンに映し出されたものをお見せすると「すごいねこれ!」「面白い!」とおっしゃっていただけます。型取りも楽ですし、時間短縮にもなっており患者さんの評判はすこぶるいいです!
あとは精度です。出来上がってきた差し歯は調整量も少なく、従来通りに型取りしたものと比較すると高精度であると実感しています。差し歯は削る形や精密さ、技工士さんのテクニックなど色々な要素で精度が変わります。プライムスキャンで型取りしたものは設計は技工士さんが行いますが、作成するのは機械が作ります。設計の差はあるかもしれませんが、機械で作成するので技術にブレがないためか調整量も一定でとても扱いやすく感じます。型取りや模型作りなど人の手が入らないほうが精度が高いのでしょうか。歯科医師も技工士さんも技術職と思っていますが悲しい現実を見てしまったような・・・。ですが、精度も高く、患者さんの負担も少ない、模型を作る手間も省ける、いいとこばかりのプライムスキャン。
マイクロスコープ(歯科治療用の顕微鏡)を購入したときも思いましたが、やはりこういう技術や機械は積極的に取り入れていくべきですね。今の治療に満足してしまうとそれ以上が望めなくなります。40才に近づき、歯科医師としては中堅と言われますが新しいことに挑戦するようにして、向上心持って治療に当たって参ります!
馬込沢うすくら歯科 薄倉勝也