歯科治療の中でも「型取りが苦手…」という方は多いのではないでしょうか。
口の中に大きなトレーを入れて、粘土のような材料で型を取るあの工程に、苦しさや嘔吐反射を感じた経験がある方も少なくありません。
そんな中、近年注目されているのが「光学印象(こうがくいんしょう)」です。
専用の小型カメラでお口の中をスキャンすることで、従来のような材料を使わずに歯型を採取することができる新しい方法です。
そして最近では、この光学印象が保険適用の範囲で行えるケースが拡大しており、より多くの患者さんにとって身近な選択肢となってきました。
光学印象のメリットとは?
光学印象には、従来の型取りにはないさまざまなメリットがあります。
まず大きな特徴は、不快感が少ないことです。
口の中に材料を入れる必要がないため、嘔吐反射が強い方でも比較的楽に受けていただけます。
また、スキャンしたデータはその場で確認できるため、精度の高い型取りが可能です。
必要に応じてすぐに再スキャンもできるため、従来よりも精密な補綴物(被せ物・詰め物)の作製につながります。
さらに、治療時間の短縮や、材料の硬化を待つ必要がないことによるスムーズな診療も大きな利点です。
保険適用拡大でより身近に
これまで光学印象は自費診療のイメージが強い分野でしたが、制度の見直しにより、一定の条件を満たす場合には保険診療での対応が可能となっています。
これにより、「興味はあったけど費用が気になる…」という方でも、気軽に選択しやすくなりました。
患者さんにとって、より快適で負担の少ない治療が広がっているのは、とても良い流れだと感じています。
ただし注意点もあります
一方で、すべてのケースで光学印象が適応できるわけではありません。
例えば、
・お口の中の状態によってスキャンが難しい場合
・精密な調整が必要な症例
・部位や治療内容による制限
など、症例によっては従来の型取りが適している場合もあります。
そのため、当院では患者さん一人ひとりのお口の状態をしっかり確認したうえで、最適な方法をご提案しています。
型取りが苦手な方へ
「型取りがつらくて歯医者から足が遠のいている…」
そんな方にこそ、光学印象という選択肢を知っていただきたいと思っています。
当院では、できるだけ患者さんの負担を減らし、安心して通っていただける環境づくりを大切にしています。
光学印象をはじめ、最新の技術を取り入れながら、より快適な治療を提供できるよう努めています。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。